文、武の隔てなく、この世に道の付くものを志し、それを極めんと欲する者は、日々これ鍛錬を怠ってはならない。
しかし時にはゆきづまり、迷い思い屈する事もある。
その折にはこのように考えよ。
”稽古をする時、ことのほか悪しくなりたりと思うこと。
これは登り目の一段なり。
そのゆえは、稽古してわが心のままになりたる時なり。
心のままなれば、またその上を心に思うなり。
そのまた思いだけを行きあたり候えば、悪しくなりたるように思う”
要約すると、
”稽古で上手くならないと悩むのは、上達している証拠だ
それは一つの事が出来るようになると、
心はそのまた一つ上の事を目指している、
それ故に下手になったように感じるのだ”
自分も稽古をしていて悩む事は多々ありますが、
この言葉を励みに頑張っていこうと思います。
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そんな行き詰った時には上の言葉は励みになる言葉ですね。